ズバリお答え!ホームページ制作料金ってどれくらいかかるの?

ホームページの制作費用
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谷口 裕紀

個人事業主と中小企業を専門に「かかりつけのウェブ屋さん」として活動している「カッコワライ」の代表。広告代理店の営業、シェアハウス運営会社のマーケティングセクションと法人営業セクションマネージャーを経て現職。クライアントの課題設定から、解決方法の提示、施策の実行まで全てをワンストップで行う。得意分野はウェブツールを活用したマーケティング(集客やブランディング)全般。

こんにちは。

あなたの「かかりつけのウェブ屋さん」谷口裕紀(@taaaanyan1208)です。

さて、前回

ウェブマーケティングとは

いまさら聞けない素朴な疑問!WEBマーケティングとはなんぞや?

2017年3月5日

こちらの記事で、「なぜ新規売上(顧客)の獲得のために、ウェブサイトやブログを作るのがオススメなのか?」ということをお話しました。

「WEBマーケティング」という側面から見て、ウェブサイトやブログがいかに有効なツールであるということがおわかり頂けたと思います。

しかし、いくら有効なツールといっても、そこに掛かるコストって気になりますよね?

ということで今回は、特にイニシャルコストとして必要になる制作費についてのお話をしようと思います。

なんだか曖昧なイメージがある制作費ですが、この記事を読めばそんなモヤモヤもスパッと解決!

それでは早速いってみましょう。

ウェブ制作ってやたら高いイメージがあるんだけど…

えぇ、その気持ちよ~く分かりますよ。

僕も広告代理店で営業マンとして働いていた頃は、制作会社からの見積書とにらめっこしながら

「一体何にこれだけのお金が掛かってるんだぁ~(  ゜Д  ゜;)」

って頭を抱えていた経験がありますから!

具体的な金額の例を1つ挙げてみましょうか。

ウェブマーケティングやブランディングについて大変参考になる

こんな本があるんですが、この本の著者である村上さんはこの本の中で

新規につくらせて頂く場合、公開するまでの制作費用がイニシャルで、150~250万円ほど(2016年9月現在)となります。

と書いています。

この金額で作ったウェブサイトから、制作費の何倍もの売上や利益が生まれれば、

「いやぁ、いい買い物だった!」

と言えるのでしょうが、金額だけ見せられただけでは

「こんなにかかるの!?」

って驚いてしまうのが正直なところではないでしょうか?

もちろん、制作事業者は費用以上の価値をご提供できるように頑張っているんですけどね。

(あっ、ちょっと話は逸れますが、↑でご紹介した本は本当に良書だと思います。

中小企業のウェブ担当者さんや個人事業主の方はマストでチェックしましょう。)

なんでそんな値段になるのか?

パッと見では驚くような金額かもしれませんが、決して制作事業者が暴利を貪っているわけではありません。

それだけの価格になるのにはちゃんとした理由があります。

値付けの方法は制作事業者さんによって多少違いはあるでしょうが、基本的には一般的な商品やサービスと同じで「原価の積み上げ+利益」です。

はい、そこのあなた!

今、

「えっ、ウェブ制作に原価なんてあるの?」

って思いましたね!?

そりゃあありますよ、もちろん。

ただ、その原価というのが分かりにくいから、「なんか高い」っていうイメージに繋がっちゃうんですよね。

ということで、ウェブ制作に掛かる原価をひとつひとつ紐解いていきましょう。

①ディレクション費

ディレクションとは、「制作に関する方向性を決め、制作スタッフなどの指揮を取る」ことです。

具体的には

  • お客さんとの打合せやヒアリング
  • コンセプトやサイト仕様の設計
  • ご提案資料の作成、制作の工程に入った後の進行管理

といった内容がこれにあたります。

②デザイン費

これは文字通りですよね!

ちなみにウェブサイトの制作に必要なデザインは下記のような物があります。

  • ロゴデザイン
  • イラスト制作
  • ベース(トップページ)デザイン
  • 下層ページ(トップページ以外のページ)デザイン

大抵の見積書には、各項目について、それぞれの金額が表示されていると思います。

③撮影費

これはあくまで「必要なら」という項目です。

新規で写真を撮る必要がなければ、発生しないのでご安心を。

ちなみに、撮影費用には概ね

  • カメラマンの人件費
  • カメラアシスタントの人件費
  • レタッチ(画像の修正)費用

が含まれています。

④コーディング費

これ、初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?

このコーディング費について理解するには、ウェブサイトの構造を知る必要があります。

もし今あなたがGoogle Chromeを使ってこのページを見ていたら、画面を右クリックして、「ページのソースを表示」を押してみてください。

すると、

こんな画面が出てくると思います。

端的にいうと、これがウェブサイトそのもの。

ウェブサイトというのは↑の画面のような「ソースコード」と呼ばれる専門の言語で書かれていて、ブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chrome、Safariなど)でそれを読み込むと、ソースコードの意味する指示に従って画面上に写真や文字が並ぶという仕組みなんです。

このように、デザイン通りにウェブサイトが表示されるようソースコードを書くことを「コーディング」と言います。

そして、ソースコードを使いこなしてコーディングを行う人をコーダーといい、コーディング費はコーダーさんの稼働に掛かる費用のことを指しているんです。

⑤ドメイン取得費・使用料

ドメインとは、インターネットの世界での「住所」です。

現実世界の住所は自分で決めることは出来ませんが、インターネットの世界では自分の好きな住所を指定して使うことが出来ます。

(自分が使いたい住所が先に使われてしまっていると、使うことは出来ません。)

この住所の発行と使用には、お金がかかります。

といっても、安いものなら使用料は年間数百円程度。

ちなみに、このサイトのドメイン「kakko-warai.com」は1年間の使用契約で980円でした。

⑥サーバー使用料・設定費

ドメインが「住所」なら、サーバーは「土地」です。

自前で買うと高いので、レンタルサーバーという「借地」のようなサービスを使うのが一般的。

こちらも費用はそれほど高くなくて、個人や中小企業であれば、年間で10,000円前後のサーバーで充分だと思います。

この料金は使用するサーバーの容量などによって変化するんですが、容量が大きければ大きいほど価格が高くなります。

(このあたりの選定は制作事業者に任せちゃうほうが安心です。)

サーバーという土地に、ドメインという住所をつけ、そこにウェブサイトという家を建てるというのが制作の一連の流れです。

サーバー使用料は借地代、設定費は土地に住所を紐付ける費用だと理解しておいてください。

具体的にどれくらい掛かるの?

では、もし僕が制作をさせて頂いた場合に、どれくらいの見積額になるのかをお教えしましょう。

TOPページとその他のページ×5ページで構成されたウェブサイトで、写真はもともとある物を使用して制作するという想定です。

項目 単価 数量
ディレクション費 100,000 1式 100,000
デザイン費
 TOPページ 100,000 1ページ 100,000
 その他のページ 20,000 5ページ 100,000
 ロゴ 30,000 1式 30,000
コーディング費 30,000 1式 30,000
ドメイン取得費・使用料 2,980 1式 2,980
サーバー使用料・設定費 15,000 1式 15,000
合計 377,980

これくらいです。

えっ!?150~250万って言ってたのは?

冒頭に例でお出しした金額とかなり差があるので驚いた方もいるかと思いますが、これには大きく2つの理由があります。

安さの理由① 個人ですから

おそらく、制作会社に出すと安くても1.5~2倍くらいの見積になるんじゃないでしょうか?

でもそれってしょうがないんです。

というのも、会社になると一つの案件に、営業マン、ディレクター、デザイナー、コーダーと複数の人が関わりますよね?

さらに言えば、バックオフィス(総務や経理)の方もお客さんには見えないところで案件に関わっていて、その人達全員分のコストを売上として計上しなきゃいけないんです。

その点、僕は個人でアシスタントもいません。

一人分のコストですから、金額を抑えられるという訳です。

安さの理由② 基本的にWordPressを使っている

僕は企業サイトなどを作る時にもWordPressを使用します。

理由はいくつかありますが、安さの理由になっているのは、WordPressという仕組みを使うことでコーディングの量が劇的に減るからです。

作業量と時間を削減できるので、制作費もその分安く出来るという訳ですね。

制作費を安いと見るか高いとみるか

これは皆さん色々なご意見をお持ちだと思います。

が、僕は正直言ってカナリ安い買い物だと思っています。

というのも、ウェブサイトはちゃんと設計して制作・運用すれば、「優秀な営業マン」としてあなたの売上に貢献してくれるからです。

さて、では人間の「優秀な営業マン」を雇うにはどれくらいのコストが掛かるでしょうか?

中途採用の場合、採用エージェントを利用すると一人採用するためのコストは100万円を超えることもザラだそうです。

もちろん採用後は給与や福利厚生費などもかかりますし、せっかく採用しても辞職してしまうというリスクまでついて回ります。

そう考えると、たとえ制作費に150~250万円かかったとしても、人を採用するよりよっぽどコストもリスクも低くコントロールすることが出来るんです。

まとめ

はい、ということでここまでウェブサイトの制作コストについてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

もう少しオブラートに包んでも良かったかなぁとか思っている自分もいますが、手の内を明かすことが信頼に繋がるという考えで、今回は隠すことなく書かせて頂きました。

ウェブ制作費についての曖昧なイメージが、少しでも払拭されていれば嬉しく思います。

この記事で触れられていないような疑問がある方、もしくはホームページやブログの制作費用が気になる方は、ぜひお気軽にお問合わせページから質問をお送りください。

個別にご回答させて頂きます。

それでは、次回もお楽しみに!

ホームページの制作費用

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