サーバーとドメインを紐付けよう!DNSサーバーの設定方法

DNSサーバー設定サムネ
The following two tabs change content below.
Avatar photo

谷口 裕紀

個人事業主と中小企業を専門に「かかりつけのウェブ屋さん」として活動している「カッコワライ」の代表。広告代理店の営業、シェアハウス運営会社のマーケティングセクションと法人営業セクションマネージャーを経て現職。クライアントの課題設定から、解決方法の提示、施策の実行まで全てをワンストップで行う。得意分野はウェブツールを活用したマーケティング(集客やブランディング)全般。

こんにちは。

あなたの「かかりつけのウェブ屋さん」谷口裕紀(@taaaanyan1208)です。

さて前回

ドメイン取得サムネイル

サーバーの次はこれだ!サイト(ブログ)の住所「ドメイン」を取得しよう

2017年3月21日

こちらの記事で「ドメイン」を取得するところまで解説しました。

今回はサーバーにドメインを紐付けるDNSサーバーの設定についてご説明します。

それでは、早速いってみましょう!

実はネットの世界にも元々決められた住所がある?

前回の記事で、「ドメインはインターネット上の住所のようなもの」で「自分で好きな住所を選んで使うことが出来る」というお話をしました。

これは事実なんですが、実はインターネットの世界にも元々決められている住所というのものがあります。

これを「グローバルIPアドレス」と言います。

不動産でいうところの「地番」だと考えて頂ければOKです。

例えば、

183.79.71.173

このグローバルIPアドレスを、ブラウザのURL欄に直接入力してみてください。

どうですか?

あなたの知ってるあのサイトに繋がりましたよね。

つまり、グローバルIPアドレスを知っていれば、インターネット上で目的のサイトに辿り着くことは可能なんです。

しかし、グローバルIPアドレスは見ての通り数字と.(ドット)の羅列で構成されていて、個々の区別が難しい。

そこで、ドメインという分かりやすい表記をグローバルIPアドレスに紐付けることで、他との区別をしやすくしているということなんです。

そこで登場するのがDNS

このグローバルIPアドレスとドメインの組み合わせを管理・運営しているのがDNSという仕組みです。

そして、その組み合わせ情報を格納しているのがDNSサーバーです。

例えばあなたがブラウザに「http://yahoo.co.jp/」と打ち込んだとします。

すると、ネットワーク上ではこんなやり取りが行われます。

パソコン
DNSサーバーさん、「http://yahoo.co.jp/」のグローバルIPアドレスを教えてください。
DNSサーバー
「http://yahoo.co.jp/」ですね。今調べますので、ちょっとお待ち下さい。えぇ~っと、はいお待たせしました。183.79.71.173です。
パソコン
183.79.71.173、了解です。ありがとうございます!

そして、パソコンは指定されたグローバルIPアドレスにアクセスし、そこにあるウェブサイトがブラウザに読み込まれる訳です。

ただし、ドメインは取得した段階ではどのグローバルIPアドレスにも紐付いていません。

そこで、2つの作業が必要になります。

具体的には

  • サーバーに、取得したドメインを設定する作業
  • ドメインに、使用するサーバーを設定する作業

です。

これらの作業をまとめて、「DNSサーバーの設定」と呼んでいます。

うん、自分で言うのもなんだけど、この説明長かった!w

さっ、それでは設定作業に移りますよ!

先述した通り、今回はサーバー側とドメイン側それぞれで作業が必要になります。

順を追ってそれぞれ説明しますが、決して難しい作業ではありませんので、安心してください。

サーバーに、取得したドメインを設定する作業

最初にサーバーの方から作業をしていきましょう。

サーバーの管理画面にログインすると

「ドメイン設定」という箇所があるので、ここをクリックします。

すると

こんな画面が出てきますので、「ドメインの追加設定」を選び、追加したいドメインを打ち込んで、「ドメインの追加(確認)」をクリックしてください。

確認画面が表示されたら、「ドメインの追加(確定)」をクリックすれば、これでサーバー側の設定は完了です。

続いて、ドメインに、使用するサーバーを設定する作業

サーバー同様、こちらもまずは管理画面にログインします。

ログインしたら、設定するドメインを探して、右側にあるネームサーバー欄の「変更する」をクリックしてください。

すると

こんな画面が出てきます。

ここに情報を入力するんですが、この部分は使用するサーバーによって指定されていますので、「◯◯サーバー(自分が使っているサーバーの名前) ネームサーバー」などで検索をしてください。

僕が使っているエックスサーバーは

このようになっていますので、この情報を入力して、確認画面へ進みます。

※括弧書きになっているグローバルIPアドレスは入力する必要はありません。

入力内容に間違いないかを確認して、「設定する」をクリックすれば、

作業は完了!

これで、無事に取得したドメインとサーバーが紐付きました。

これ以降、ブラウザにドメインを打ち込めば、サーバー上に構築したウェブサイトがブラウザに読み込まれることになります。

(もちろん、まだサイトがないのでブラウザには何も表示されませんけどね。)

まとめ

ということで、DNSサーバーの設定について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

いやぁ、それにしてもDNSってありがたい仕組みですよね、

実は僕が初めてドメインを取得した時には、この設定で躓いたんです。

サーバー側の作業が必要だというのは知ってたんですが、ドメイン側の作業が要るなんて言うことを知らず、せっかく取ったドメインが使えないと憤慨していました。

理屈を知った今では当たり前の話ですが、あの頃はウェブについての知識も今ほど無かったので仕方がないんですけどね。

さて、ここまでの設定でようやく土地についての準備が整いました。

次回からいよいよ建物=サイトの方の作業に移ります!

それでは、また次回お会いしましょう(^^)

DNSサーバー設定サムネ

3 件のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    Avatar photo

    個人事業主と中小企業を専門に「かかりつけのウェブ屋さん」として活動している「カッコワライ」の代表。広告代理店の営業、シェアハウス運営会社のマーケティングセクションと法人営業セクションマネージャーを経て現職。クライアントの課題設定から、解決方法の提示、施策の実行まで全てをワンストップで行う。得意分野はウェブツールを活用したマーケティング(集客やブランディング)全般。